不可視インク
読み: ふかしいんく
不可視インクは、通常の照明下では肉眼に見えず、紫外線 (UV) や赤外線 (IR) を照射したときだけ発光または反射する特殊なインクです。蛍光インク、UV インク、IR インクなどの種類があり、それぞれ反応する波長帯が異なります。
QR コードの偽造防止において、不可視インクは強力な手段です。製品パッケージに通常の QR コードとは別に、不可視インクで印刷した認証用 QR コードを重ねることで、正規品と偽造品を判別できます。消費者が通常のスマホカメラでスキャンするのは表面の QR コード、メーカーや検査機関が UV ライト付きの専用リーダーでスキャンするのは不可視の QR コードという二重構造です。
デザイン面でも不可視インクは活用されています。美術品やラグジュアリーブランドの製品では、目に見える QR コードがデザインの美観を損なうことがあります。不可視インクで QR コードを印刷すれば、外観を一切変えずに情報を埋め込めます。鑑定書や証明書の真贋判定にも応用されており、紙幣の偽造防止技術と同じ原理に基づいています。