印刷
読み: インサツ
印刷は、QR コードをデジタルデータから紙・ラベル・看板などの物理媒体に出力する工程です。Web 上で表示する QR コードと異なり、印刷物は一度出力すると修正できないため、印刷前の品質確認が極めて重要です。印刷された QR コードは名刺、チラシ、ポスター、商品パッケージ、チケットなど、あらゆるビジネスシーンで使われています。
印刷品質を確保するための 3 つの基準があります。第一にサイズ。QR コードの最小印刷サイズは一辺 15 mm が実用的な下限です。これより小さいとスマートフォンのオートフォーカスが合いにくくなります。バージョン (モジュール数) が大きいコードほど、同じサイズでもモジュールが小さくなるため、より大きな印刷サイズが必要です。第二に解像度。300 dpi 以上で出力すれば、モジュール境界が鮮明に再現されます。第三に素材。マット紙はフラッシュの反射を抑えてスキャンしやすく、光沢紙は反射で白飛びするリスクがあります。
印刷時のよくある失敗は、低解像度の PNG 画像を拡大して使うことです。ラスター画像は拡大するとジャギーが発生し、モジュール境界が不明瞭になります。印刷用途では SVG やベクター PDF で QR コードを生成し、印刷ソフトに取り込むのが最善です。また、CMYK カラーモードで印刷する場合、RGB で作成した色が変わることがあるため、黒 (K100%) と白のモノクロで出力するのが最も確実です。