QR コード口コミ
読み: キューアールコードくちコミ
QR コード口コミは、Google マップ、食べログ、ホットペッパーなどの口コミ投稿ページに直接誘導する QR コードです。飲食店や美容室のレジ横やテーブルに設置し、来店客にその場で口コミを書いてもらうために使われます。
口コミ投稿ページの URL は長くて複雑なことが多いため、QR コードにすることで投稿のハードルを下げられます。「ご感想をお聞かせください」などのメッセージと一緒に掲示するのが効果的です。 Google ビジネスプロフィールの口コミが増えると、検索順位の向上にもつながります。
Google はローカル検索の順位を関連性 / 距離 / 知名度の 3 つから判断すると説明しており、クチコミ数が多く評価の高いビジネスはローカル検索結果で上位に表示されやすいとしています。 MEO (Map Engine Optimization) 対策として口コミを集めるときは、満足度が高そうな客を見極めて案内するのではなく、同じ条件に当てはまる来店客へ一律に同じ案内を出します。肯定的な口コミだけを選んで集める運用は、次に述べるポリシー違反にあたります。
Google マップのユーザー投稿コンテンツ ポリシーは、販売者側の禁止行為を明示しています。クチコミの投稿や、否定的なクチコミの修正 / 削除と引き換えに、金銭的報酬 / 割引 / 無料の商品やサービスなどのインセンティブを提供すること、顧客の否定的な投稿を妨げたり肯定的な口コミを選択的に募ること、一定数の口コミを集めるようスタッフに要求することが該当します。現在または過去の従業員、取引や顧問の関係にある人、家族など利害関係のある立場からの投稿も、利益相反にあたるコンテンツとして削除の対象です。一方で、インセンティブを渡さず、評価や内容に影響を与えようとせずに、実体験に基づく投稿を促すことは認められています。
日本ではさらに景品表示法の規制がかかります。同法第 5 条第 3 号に基づく指定告示「一般消費者が事業者の表示であることを判別することが困難である表示」が 2023 年 10 月 1 日に施行され、事業者が自ら行った表示や、事業者が依頼して第三者に書かせた表示であるにもかかわらず、一般消費者がそれを事業者の表示だと判別できない場合は不当表示となり、事業者が措置命令の対象になります。「広告」「PR」などの記載で事業者の関与が明瞭であれば告示の対象にはなりませんが、Google のポリシーはインセンティブの提供そのものを禁じているため、PR 表記を添えても規約違反は解消しません。 QR コードを掲示して感想を募ること自体が規制されるわけではなく、問題になるのは対価と引き換えに投稿させる運用です。