ブロックチェーン
読み: ブロックチェーン
ブロックチェーン (blockchain) は、取引データを一定量ごとに「ブロック」としてまとめ、時系列順に鎖 (チェーン) のように連結して記録する技術です。各ブロックには直前のブロックのハッシュ値 (データの指紋のようなもの) が含まれるため、過去のデータを改ざんすると後続のすべてのブロックとの整合性が崩れ、不正が即座に検出されます。
QR コードとブロックチェーンの組み合わせは、製品の真贋判定やサプライチェーン管理で注目されています。製品に貼付された QR コードをスキャンすると、ブロックチェーン上に記録された製造日、工場、流通経路などの情報が表示され、消費者はその履歴が改ざんされていないことを確認できます。ただし守られるのは記録の改ざん耐性だけで、ラベルの QR コードは撮影して刷り直せば複製できるため、同じ履歴を表示する偽造品を排除できるわけではありません。真贋判定として機能させるには、シリアル番号ごとの初回スキャン検知や暗号認証タグなど、コード自体の複製に対処する仕組みを併用します。高級ワイン、医薬品、ブランド品などの分野で実用化が進んでいます。
ブロックチェーンの特徴は「分散型」であることです。データは特定のサーバーではなく、ネットワーク上の多数のコンピュータに分散して保存されます。1 台のコンピュータが故障しても、他のコンピュータにデータが残るため、システム全体の耐障害性が高くなります。ビットコインなどの暗号資産の基盤技術として知られていますが、応用範囲は金融に限らず、物流、医療、行政など多岐にわたります。