アライメントパターン
読み: アライメントパターン
アライメントパターンは、 QR コードのバージョン 2 以上に配置される小さな同心正方形 (5×5 モジュール) です。ファインダーパターンが QR コード全体の位置を検出するのに対し、アライメントパターンはコード内部の歪みを補正する役割を持ちます。
QR コードを斜めからスキャンしたり、曲面に印刷されたりすると、モジュールの位置がずれます。アライメントパターンを基準点として歪みを計算し、正しいモジュール位置を復元します。バージョンが大きくなるほどアライメントパターンの数が増え、より大きな歪みに対応できます。
実務上、アライメントパターンはデザイン QR コードを作成する際に注意が必要な要素です。ロゴやイラストがアライメントパターンに重なると、歪み補正が正しく機能せず読み取りエラーの原因になります。デザインカスタマイズ時は、ファインダーパターンとアライメントパターンの位置を避けてロゴを配置してください。
バージョン別の個数と中心座標の例
個数は「基準座標の数 n = バージョン ÷ 7 の整数部 + 2」から n² − 3 (ファインダーパターンと重なる 3 隅を除く) で機械的に決まります。
| バージョン | 基準座標の数 n | アライメントパターン数 |
|---|---|---|
| 1 | - | 0 |
| 2〜6 | 2 | 1 |
| 7〜13 | 3 | 6 |
| 14〜20 | 4 | 13 |
| 21〜27 | 5 | 22 |
| 28〜34 | 6 | 33 |
| 35〜40 | 7 | 46 |
中心座標は ISO/IEC 18004 の付属書で規定されており、たとえばバージョン 2 は行・列とも {6, 18} の組み合わせのうちファインダーパターンと重ならない (18, 18) の 1 か所、バージョン 7 は {6, 22, 38} の組み合わせから 3 隅を除いた 6 か所です。