解像度
読み: カイゾウド
解像度 (resolution) は、画像がどれだけ細かく表現されているかを示す指標です。ディスプレイ表示ではピクセル数 (例: 300×300 ピクセル)、印刷では dpi (dots per inch、1 インチあたりのドット数) で表されます。QR コードにおいて解像度は、スキャンの成功率と印刷品質に直結する重要な要素です。
QR コードの最小構成要素であるモジュールが、スキャナーやカメラで確実に識別されるには、1 モジュールあたり一定以上のピクセル数 (またはドット数) が必要です。スマートフォンでの読み取りを想定する場合、画面表示では 1 モジュール 4 ピクセル以上、印刷では 1 モジュール 0.3 mm 以上が実用的な目安です。300 dpi の印刷では 0.3 mm が約 3.5 ドットに相当し、十分な解像度が確保されます。
解像度が不足すると、モジュール間の境界がぼやけてスキャンに失敗します。特に問題になるのは、低解像度の PNG 画像を拡大して使用するケースです。ラスター画像は拡大するとピクセルが引き伸ばされてジャギーが発生し、モジュールの境界が不明瞭になります。この問題を根本的に解決するのが SVG (ベクター形式) です。SVG は数式で図形を定義するため、どれだけ拡大しても解像度が劣化しません。Web 表示には SVG、印刷用途には 300 dpi 以上の PNG を使い分けるのが実務上の最適解です。