JIS
読み: ジス
JIS (Japanese Industrial Standards) は、日本の産業製品やサービスに関する国家規格です。2019 年の法改正で「日本工業規格」から「日本産業規格」に名称が変わりましたが、略称の JIS はそのまま使われています。QR コードとの関わりでは、文字コード規格の JIS X 0208 が特に重要です。
QR コードの漢字モードは、JIS X 0208 で定義された約 6,879 文字 (漢字、ひらがな、カタカナ、記号) を 13 ビットで符号化します。UTF-8 で日本語 1 文字を表現するには通常 3 バイト (24 ビット) 必要ですが、漢字モードでは 13 ビットで済むため、同じデータ容量でより多くの日本語テキストを格納できます。これは QR コードが日本で生まれた技術であることの恩恵です。
ただし、JIS X 0208 に含まれない文字 (絵文字、一部の人名用漢字、中国語簡体字など) は漢字モードでは扱えず、バイトモードにフォールバックします。バイトモードでは 1 文字あたりのビット数が増えるため、QR コードのサイズが大きくなります。日本語テキストを QR コードに格納する際は、対象文字が JIS X 0208 の範囲内かどうかを意識すると、最適なサイズのコードを生成できます。