グレースケール
読み: ぐれーすけーる
グレースケールは、色情報を持たず、白から黒までの明度の濃淡のみで画像を表現する形式です。8 ビットグレースケールでは 256 段階の濃淡を表現できます。カラー画像をグレースケールに変換すると、RGB の各チャンネルの値を加重平均して 1 つの明度値にまとめます。
QR コードのスキャナー (デコーダー) は、カメラで撮影したカラー画像を内部的にグレースケールに変換し、さらに二値化 (白か黒かの 2 値に変換) してからモジュールを識別します。この処理があるため、QR コードは赤、青、緑など任意の色で印刷しても読み取れます。重要なのは色そのものではなく、グレースケールに変換した際の明暗のコントラストです。
この原理を理解すると、デザイン QR コードで避けるべき色の組み合わせがわかります。赤と緑は人間の目には区別しやすいですが、グレースケールに変換すると近い明度になることがあり、スキャナーが区別できません。暗いモジュールには明度の低い色 (濃い青、濃い緑、黒)、明るいモジュールには明度の高い色 (白、薄い黄、薄いピンク) を使い、グレースケール変換後のコントラスト比を十分に確保することが鉄則です。