Qraft (クラフト)

バッチ印刷

読み: ばっちいんさつ

バッチ印刷は、数百〜数百万枚の QR コードを一括で生成し、ラベルパッケージに印刷する処理です。すべて同じ QR コードを印刷する場合は通常の印刷と変わりませんが、製品ごとに異なるシリアル番号ロット番号を含む QR コードを量産する場合は、バリアブル印刷 (可変データ印刷) 技術が必要になります。

バッチ印刷のワークフローは、データ準備 → QR コード一括生成 → 印刷データ作成 → 印刷 → 検品の順で進みます。データ準備では、CSV や Excel で各 QR コードに格納するデータ (URL、シリアル番号、ロット番号) のリストを作成します。QR コード生成 API を使えば、このリストから数千件の QR コード画像を自動生成できます。

印刷品質の管理がバッチ印刷の最大の課題です。1 枚ずつ確認するのは現実的でないため、印刷後にインラインスキャナーで全数検品し、読み取り不良のラベルを自動排出する仕組みが産業用途では標準です。DPI の不足、インクのにじみ、クワイエットゾーンの不足が主な不良原因です。

コスト面では、バリアブル印刷はデジタル印刷機 (インクジェットやレーザー) で行われ、版を作るオフセット印刷より 1 枚あたりのコストは高くなります。ただし、版の作成が不要なため小ロットでも対応でき、データの差し替えだけで異なる QR コードを印刷できる柔軟性があります。