フリマ・ガレージセールで QR コード決済を導入する方法
個人でも QR コード決済を受け付けられる
フリーマーケットやガレージセールで QR コード決済を導入すれば、現金を持っていない買い手にも販売できます。キャッシュレス決済比率が 40% を超えた日本では、「現金しか使えない」というだけで購入を見送る客も少なくありません。 PayPay、楽天ペイ、メルペイなどの個人間送金機能を使えば、特別な機器や加盟店契約なしで始められます。
PayPay の「送る・受け取る」機能で自分の QR コードを表示し、買い手にスキャンしてもらうのが最も手軽な方法です。手数料も個人間送金なら無料です。ただし、これは「個人間の送金」であり、正式な「決済」とは異なる点に注意が必要です。売上の管理や確定申告の際には、送金履歴を記録として残しておきましょう。
QR コードの準備と掲示
当日スムーズに決済できるよう、事前に準備しておきましょう。
- PayPay の「マイコード」をスクリーンショットで保存し、 A4 サイズに印刷する。ラミネート加工すると屋外でも汚れや雨に強い
- 「PayPay 使えます」「キャッシュレス OK」の表示を添える。文字は遠くからでも読める大きさにする
- スマートフォンのバッテリーを満充電にしておく (モバイルバッテリーも持参)
- 念のため、おつり用の現金も用意しておく
複数の決済手段に対応する場合は、それぞれの QR コードを並べて掲示すると親切です。 PayPay と楽天ペイの 2 つに対応するだけで、キャッシュレスユーザーの大半をカバーできます。
トラブルを防ぐコツ
QR コード決済でのトラブルを防ぐためのポイントです。
- 送金確認: 商品を渡す前に、自分のアプリで入金を必ず確認する。買い手の画面を見せてもらうだけでは偽装の可能性がある。スクリーンショットを加工して送金完了画面を偽造する手口は実際に報告されている
- 通信環境: 屋外イベントでは電波が不安定なことがある。事前に会場の電波状況を確認し、必要ならポケット Wi-Fi を持参する
- 金額の確認: 送金額を口頭で伝え、買い手の画面で金額を確認してから送金してもらう。桁の間違いは意外と多い
現金とキャッシュレスの両方に対応しておくのが、売り逃しを防ぐ最善策です。
値札に QR コードを活用する
商品の値札に QR コードを付けて、商品の詳細情報を提供する活用法もあります。たとえば、中古家電なら型番、購入時期、動作状況を記載したページにリンクすれば、買い手が安心して購入を判断できます。ブランド品なら購入時のレシートや保証書の写真を見せることで、信頼性が高まります。
Google スプレッドシートに商品リストを作成し、各商品の行へのリンクを QR コードにする方法が手軽です。値下げした場合もスプレッドシートを更新するだけで、 QR コードを作り直す必要はありません。フリマの規模が大きい場合 (出品数 50 点以上など) は、商品管理の効率化にもつながります。
売上管理と税務上の注意
フリマやガレージセールの売上は、年間の合計額によっては確定申告が必要になります。個人の不用品売却は原則非課税ですが、仕入れて販売する「転売」に該当する場合や、 1 点 30 万円を超える貴金属・宝石の売却は課税対象です。
QR コード決済の利点は、送金履歴がアプリに自動記録される点です。現金取引では売上の記録を手書きで残す必要がありますが、 QR コード決済なら日時・金額・相手の情報が自動的に残ります。確定申告が必要になった場合の証拠資料として、送金履歴のスクリーンショットを保存しておくと安心です。
年間の年間の売上が 20 万円を超える (給与所得者の場合)見込みがある場合は、早めに税務署や税理士に相談しましょう。「知らなかった」では済まされないのが税務の世界です。
フリマやガレージセールは、手軽に始められる副業の入口でもあります。フリマ出品のノウハウ本で値付けや写真撮影のコツを押さえておくと、売上アップにつながります。