スマートフォンカメラ
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スマートフォンカメラは、現在 QR コードを読み取る最も一般的な手段です。2017 年に iOS 11 がカメラアプリへの QR コード認識機能を標準搭載したことを皮切りに、Android も Google レンズを統合し、専用アプリなしで QR コードをスキャンできる環境が整いました。世界のスマートフォン普及率が 70% を超える現在、QR コードのスキャン手段としてスマートフォンカメラは事実上の標準です。
読み取りの仕組みは、カメラが撮影した画像からファインダーパターン (3 隅の正方形) を検出し、QR コードの領域を特定してデコードするというものです。オートフォーカスが合焦した時点で処理が始まるため、ピントが合わない環境 (暗所、極端な近距離・遠距離) ではスキャンに失敗します。実用的なスキャン距離は QR コードの一辺の 3-10 倍が目安です。3 cm の QR コードなら 9-30 cm の距離で読み取れます。
スキャン精度を上げるための実務的なポイントは 3 つあります。第一に、QR コードの周囲にクワイエットゾーン (余白) を 4 モジュール分以上確保すること。第二に、コードと背景のコントラスト比を十分に取ること (白背景に黒コードが最も確実)。第三に、印刷面の光沢を避けること。光沢紙はカメラのフラッシュや照明の反射でコードが白飛びし、読み取りに失敗する原因になります。