Qraft (クラフト)

QR コードのマスクと誤り訂正と型番は、ゲームの生き物にどう映るのか

同じ中身からは同じ QR コードができる

QR コードは、中身の文字をどの順でどう符号にするかが規格で決まっています。作り方の条件をそろえれば、同じ中身からはいつも同じ白黒の並びができます。

Qraft の QR コードから生き物が生まれるゲームでは、読んだ中身が同じなら、どの端末で読んでも同じ生き物が生まれます。姿と技は中身だけで決まり、能力は読み取り方 (カメラ / 画像 / 文字) と生まれた週で少し変わります。生き物の性質のいくつかは、その中身の QR コードが持つ性質から来ています。

マスク: 白黒の偏りをならす 8 種の模様

中身を符号にしただけの並びは、黒が固まったり、位置を示す印と紛らわしい模様ができたりして、読み取り機が迷うことがあります。そこで符号の上に 8 種類の決まった模様を重ね、白と黒を入れ替えます。これがマスクです。

どの模様を使うかは、作る側が 8 種類を全部試し、偏りの少ないものを選びます。選んだ番号は QR コードの中の形式情報に書かれ、読み取り機はその番号で模様を外してから中身を読みます。ゲームでは、このマスクの番号が生き物の属性の決まり方に関わります。1 文字違うだけで選ばれるマスクが変わることもあり、そうなると似た URL からでも違う属性の生き物が生まれます。

誤り訂正: 汚れても読めるための余分な符号

QR コードには、中身とは別に誤り訂正の符号が足されています。一部が汚れたり欠けたりしても、残りの符号から元の中身を計算で取り戻せます。レベルは L、M、Q、H の 4 段階で、復元できる量はデータの約 7 %、約 15 %、約 25 %、約 30 % です。

レベルを上げるほど余分な符号が増えるので、同じ中身でも QR コードは大きくなります。ゲームでは、どの中身も同じ条件で比べられるよう、誤り訂正のレベルを 1 つにそろえて性質を求めます。読んだ QR コードが H で作られていても L で作られていても、中身が同じなら生まれる生き物は同じです。

型番: マス目の数と、生き物の体力

型番 (バージョン) は QR コードのマス目の数を表し、1 から 40 まであります。型番 1 は 21 × 21 マスで、1 つ上がるごとに縦横 4 マスずつ増え、型番 40 は 177 × 177 マスです。中身が長いほど、収めるのに大きな型番が要ります。

ゲームでは、型番が大きい中身から生まれた生き物ほど体力が少し多くなります。長い URL や連絡先のように、手間のかかる中身へのささやかな上乗せです。型番ごとの容量の目安はバージョンの違いの記事にまとめています。

中身の種類: URL、Wi-Fi、連絡先、決済、文

QR コードの規格そのものは、中身が URL か名刺かを区別しません。読み取り機は、中身の書き方で種類を見分けます。たとえば Wi-Fi の QR コードは「WIFI:」で始まり、連絡先は vCard や MECARD の書式で書かれています (Wi-Fi の QR コードの記事)。

ゲームではこの種類を URL、Wi-Fi、連絡先、決済、文の 5 つに分け、種類ごとに違う必殺技を持たせています。図鑑のカードには型番と中身の種類が出るので、身の回りの QR コードを読み比べると、どの性質が効いているかが見えてきます。