QR コードを使うときに知っておくべき法的注意点
「QR コード」は登録商標
「QR コード」はデンソーウェーブの登録商標です。ブログ記事や会話で使う分には問題ありませんが、商品名やサービス名として「QR コード」を冠する場合は注意が必要です。
商用利用の場合、デンソーウェーブは「QR コードは株式会社デンソーウェーブの登録商標です」という表記を推奨しています。自社の製品名に「QR コード」を含める場合は、商標権の侵害にならないか確認しましょう。
個人情報の取り扱い
QR コードに個人情報を格納する場合、個人情報保護法の規制を受けます。名刺の QR コードに vCard 形式で連絡先を入れるのは本人の意思ですが、他人の個人情報を QR コードに格納して配布することは、本人の同意なしには行えません。
動的 QR コードでスキャン者の位置情報やデバイス情報を収集する場合は、プライバシーポリシーでの告知と、必要に応じて同意の取得が求められます。
景品表示法と QR コード
QR コードの横に「スキャンで豪華賞品が当たる!」などの表示をする場合、景品表示法の規制を受けます。実際の当選確率や賞品内容と表示が乖離していれば、不当表示に該当する可能性があります。
QR コード経由で誘導するキャンペーンページでも、通常の広告と同じ法的基準が適用されます。「QR コードの先だから規制が緩い」ということはありません。
不正利用への対策
自社の QR コードが第三者に悪用されるリスクにも備えましょう。正規の QR コードの上に偽の QR コードを貼り付ける「貼り替え詐欺」は、不正競争防止法や詐欺罪に該当する可能性がありますが、被害を未然に防ぐことが重要です。
定期的に自社の QR コードをスキャンして正しいリンク先に遷移するか確認する、改ざん防止のシールを使用する、動的 QR コードでスキャン数の異常を監視するなどの対策が有効です。