QR コード導入でよくある 7 つの失敗とその防ぎ方
リンク先が存在しない
最も多い失敗が、QR コードのリンク先ページが準備できていない、または削除されているケースです。チラシやポスターを大量に印刷した後にリンク切れに気づいても、刷り直しのコストは大きくなります。
防ぎ方: 印刷入稿前に必ず実機でスキャンテストを行い、リンク先が正しく表示されることを確認する。リンク先のページは QR コードの印刷物が流通している間は削除しない。
印刷サイズが小さすぎる
デザインの都合で QR コードを小さくしすぎると、スマートフォンのカメラで読み取れません。特にデータ量が多い QR コードは、モジュールが密集するため、小さく印刷すると各モジュールが潰れます。
防ぎ方: 1 辺 15mm 以上を確保する。データ量が多い場合は URL を短縮してモジュール数を減らす。印刷前に実際のサイズでスキャンテストを行う。
クワイエットゾーンがない
QR コードの周囲の白い余白 (クワイエットゾーン) を削って、ぎりぎりまでデザイン要素を詰め込むと、スキャナーが QR コードの境界を認識できません。
防ぎ方: QR コードの四辺に 4 モジュール分以上の余白を確保する。背景が白でない場合は、QR コードの周囲に白い枠を追加する。
スマートフォンでしかアクセスできない情報を PC 向け媒体に掲載
Web サイトや PDF など、PC で閲覧される媒体に QR コードだけを掲載すると、読者は画面に表示された QR コードをスキャンできません。PC の画面をスマートフォンで撮影するという不自然な操作を強いることになります。
防ぎ方: PC で閲覧される媒体には、QR コードと併せてクリック可能な URL リンクも掲載する。
効果測定をしていない
QR コードを設置したものの、何回スキャンされたか、どの程度コンバージョンにつながったかを計測していないケースです。効果がわからなければ、改善もできません。
防ぎ方: URL に UTM パラメータを付与してアクセス解析ツールで計測する。動的 QR コードを使えば、スキャン数を直接確認できる。
設置場所が不適切
高すぎる位置、暗い場所、ガラス越しなど、スキャンしにくい場所に QR コードを設置してしまう失敗です。電車の中吊り広告で天井近くに QR コードがあっても、スマートフォンを向けるのは困難です。
防ぎ方: 利用者の目線の高さ (120-150cm) に設置する。十分な照明がある場所を選ぶ。ガラスの反射がない角度で設置する。
QR コードの目的が不明
「とりあえず QR コードを付けておこう」という発想で、スキャンする動機が伝わらないケースです。QR コードの横に「詳しくはこちら」としか書かれていなければ、わざわざスマートフォンを取り出してスキャンする人は少ないでしょう。
防ぎ方: QR コードの横に、スキャンすると何が得られるかを具体的に記載する。「クーポンをゲット」「動画で使い方を見る」「無料サンプルを申し込む」など、行動を促す文言を添える。